皆様、大変お待たせ致しました。 『Ｊ-Ｄｒｅａｍ』も日本に卒業生の会が出来るほど、ご帰国された方々が増えてきた今、『Ｊ-Ｄｒｅａｍ』を通じてオランダで貴重な経験を共にされたそんな方々がいつもでも良い関係で繋がっていられるよう、川合コーチが日本へ一時帰国をした際、卒業生の方々を訪れる『卒業生訪問記』をはじめることに致しました。
まずは第一弾として、昨年（２００５年）年末、オランダから静岡にご帰国された秋山さんご一家を訪問致しました。秋山さんご一家は、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、まさにこの企画の第一弾にふさわしい、オランダ在住時には『Ｊ-Ｄｒｅａｍ』創設時からの初代メンバーとして、『Ｊ-Ｄｒｅａｍ』の発展に大きく貢献をして頂きました。
特にお父さんは、今では当たり前となってきておりますお父さんコーチというポジションを初めて確立された方で、本ページ最後で頂いた皆さんへのメッセージの中にもありますが、サッカーを通して子供と大人という年齢の差を飛び越えて、真剣に向き合うことの大切さを『Ｊ-Ｄｒｅａｍ』に教えてくださった方です。
そのお父さんより、日本へご帰国された後の近況報告および、『Ｊ-Ｄｒｅａｍ』の皆さんへ貴重なメッセージを頂きました（以下添付）。
秋山さん、またご家族の皆様、その節は突然の訪問にもかかわらず、大変お世話になりました。 皆様の今後の活躍を心よりお祈りしております。 次回、協多郎くん、尚次郎くんにお会いする時は、もう川合コーチなんかよりも大きくなり、サッカーではとても敵わないかもしれませんね。 そんな日が来るのを心から楽しみにしております。
＊＊ 『J-Dream』の皆様へ ＊＊
皆様、元気で、オランダの素晴らしい芝生のフィールドで、サッカーを楽しんでいることと思います。 私は２００３年まで『J-Dream』で川合コーチや白井コーチのお手伝いをしていたOBで、現在、静岡市に住んでいる秋山です。覚えてくれている人もいるかもしれませんが、長男の協多郎（現在、高１）と尚次郎（中１）も２００２年まで『J-Dream』で、川合コーチや白井コーチ、他の皆様に大変お世話になりました。
早いもので、日本に帰国してから家内と子供たちは４年、私は３年が過ぎてしまいました。 ここで簡単に、３人の帰国後の活動報告と、皆様へのメッセージをお送り致します。
＜潔（父親）＞
会社のメンバーで４人制フットサルのリーグに入り活動しています。また、今年から子供の学校（静岡聖光学院）のＯＢチームにも入れてもらい、４０歳以上の部で屋外サッカーも活動を再開する予定です。 ５３歳になった今も、上手くもないのにサッカーを続けています。家内からは『サッカーが上手で、歳をとっても続ける人はたくさんいるけれど、あなたのように下手なのに、歳をとってもサッカーが好きでプレーを続ける人は珍しい』と感心（？）されてしまっております。 また、サッカーだけでなく、アメリカンフットボールの審判の活動も再開致しました。静岡から東京まで出かけていって審判の活動をしなければならないので大変ですが、欲張っていろいろなことに挑戦し続けていきたいと思います。
＜協多郎（長男）＞
地元の少年団から静岡聖光学院の中学サッカー部、高校のサッカー部へと進んでおります。 昨年の静岡聖光学院中学サッカー部は、静岡市の大会で２位になりました。１位は常葉学園橘で、昨年度中学でも高校でも静岡県で優勝した学校です。その決勝戦の写真を添付します。 協多郎のプレーの特徴はスルーパスを出すのが得意で、高校生になって少し体もできてきました。 中学生の時から父親の会社のフットサルチームの助っ人としても大活躍しています。大人を相手に、体の使い方が上手くなりました。
＜尚次郎（次男）＞
地元の少年団と清水エスパルスのスクールでサッカーを続けていました。 この４月から、静岡聖光学院の中学部に入りましたが、まだサッカーを続けるのか、他のことをやるのかは決めていません。 尚次郎は体格が細く、パワーに欠けるのが欠点となっておりますが、ドリブルには独特のリズムがあり、少年団のコーチからも『富士見（少年団）とは全く別のところで覚えたドリブルのスタイルでおもしろい』と言われていました。オーバーに言うと、、リトバルスキーのドリブルの仕方です。 父親としては、サッカーでも何でも良いので、自分にあったスポーツを続けてくれれば良いと思っています。
＜『Ｊ-Ｄｒｅａｍ』の皆様へ一言＞
今でも楽しかった『Ｊ-Ｄｒｅａｍ』の活動を思い出します。 川合コーチや白井コーチは、子供にサッカーを教えることに情熱を持ち、また子供のお手本となる技術だけでなく、皆さんに学び取ってほしい立派な心も備えた、本当に素晴らしいコーチです。あのようなコーチに楽しくサッカーを教えてもらうチャンスは、日本でもなかなかありません。オランダの皆さんにだけ与えられた特権です。 このチャンスを大切にして、思いっきりサッカーを楽しんでください。
また、『Ｊ-Ｄｒｅａｍ』のお父さんチームの活動も頑張られていることと思います。親子で楽しむスタイルは、少年サッカーの理想像かもしれません。サッカーを通じて、年齢を忘れて接する子供たちとのつき合いが、これからの世界を担っていく国際人の人格形成にきっと役立つものと確信しております。 お父さんたちの頑張りにも期待しております。
静岡市在住 秋山 潔
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